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「切迫早産のお見舞いって行っていいの?」
「切迫早産入院でもらって嬉しいものは?」
「渡しちゃいけないものはある?」
家族や友人から「切迫早産になった」と聞いたら驚きますよね。
「何かできることをしてあげたい!」
「喜んでもらえるお見舞い品はなんだろう?」
と気になります。
この記事を読むと、以下のことが分かります。
- 切迫早産のお見舞いは行っていいのか
- 渡さない方がいいもの
- 渡したら喜んでもらえるもの
私は切迫早産で2回の入院を経験しました。
その時の気持ちや同室の方達の様子をまとめています。
切迫早産とは
切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。子宮収縮(お腹のはりや痛み)が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。破水が先に起きたり、同時に起きたりすることもあります。
日本産科婦人科学会
妊娠22週~37週未満で分娩する可能性がある時に「切迫早産」、妊娠22週未満で流産の可能性がある場合は「切迫流産」といいます。
私の場合は動いているとすぐにお腹が張っていました。。
まだ未熟な赤ちゃんを外に出そうとする力が働いてしまっていたようです。
自宅安静では張り止めの薬を飲んでなるべく横になっているように言われることが多いです。
入院加療となると、点滴で張り止めの薬を使うことが多いです。
入院中の様子
入院中の1日の様子はこんな感じです。
7:00 起床・腹部エコー
8:00 朝食
10:00 シャワー・診察など
12:00 昼食・腹部エコー
15:00 面会・診察など
18:00 夕食
21:00 就寝・腹部エコー
赤ちゃんの様子を気にしながら、ひたすら病室で毎日を過ごします。
お見舞いは行っていい?
私は1人目も2人目も総合病院に入院しました。
大部屋で同室だった人たちは、平日はお昼過ぎに本人の親戚や友人の面会者が来ていることが多く、休日は旦那さんや上の子が午前中から来ていることが多かったです。
ただし現在は感染症対策が厳重に行われているため、面会禁止や制限があることがほとんどです。
お見舞いを希望する場合は、かならず本人や病院HPで確認を!
お見舞いに行けないけれど、どうしても渡したい物がある時には家族に受け渡し役をお願いすることになります。
お見舞いをおすすめできない人
以下の人には自宅安静・入院中のお見舞いはおすすめしません。
すっぴんを見せられない関係の人
切迫早産での入院中はパジャマ・すっぴんの人ばかりです。
また女性専用の病棟であり、聞こえてくる患者と医師や看護師との会話もデリケートなことが多いです。
妊婦が面会者に遠慮して、座った姿勢に無理がでても言えないなんてことも・・・。
若干の距離がある関係の場合は、メールやラインで気持ちを伝えておいて、産後に会いに行くことをオススメします。
私も会社の人や学生時代の友人などは産後の面会をお願いしました。
面会時間はどれくらいがいい?
妊婦に無理のない面会時間には、個人差があります。
私自身が入院していた時には、着席した状態なら30分~1時間以内だと身体への負担が少ないと感じました。
ベッドで横になりながら会話する分には身体への負担は感じませんでした。
大部屋で一緒だった人達も面会が複数回・長時間になると、お腹が張りやすくなることがあったので注意していました。
面会できるとお互いに嬉しくてついつい長話になってしまったり、妊婦は面会者に遠慮して体調のことを言いづらいこともあります。
妊婦に横になってもらうか、あらかじめ時間を決めておくと心配が少なくなります。
やめたほうがいい物
入院時のお見舞い品として辞めた方がいい物を3つ紹介します。
1花束
感染症対策の関係で禁止にしている病院があります。
渡したい場合は、複数部屋・個室問わず確認しておきたいところ。
「お花に癒されて欲しい」ということであれば、小さめのハーバリウムがおすすめです。
また病室内は常に暖房・冷房が効いているので、自然気化式のペーパー加湿器も重宝します。
妊娠中は匂いに敏感になるため本人に直接確認できない場合は、アロマなど香りのあるものは避けましょう。
2大きい・重いもの
置く場所をとることと、持ち帰りが大変なため大きな物や重い物は本人の希望以外は避けておくのが無難です。
3油っこいもの・甘いお菓子(要確認)
ただでさえ妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養が伝わるので食事に気を使います。
その他にも、
- 妊娠高血圧症候群など特有の病気になっている
- 体重管理をしている
- 薬の関係で食べれないものがある
など様々なケースがあるので、食べたい物や食べれるかどうかを本人に確認をしておくのがベターです。
同室の人にも「お菓子をもらっても食べられない。。」という人がいたよ。
もらって嬉しかった物
私自身が入院中に頂いて嬉しかったものを3つ紹介します。
1.身体のことを考えてくれたもの
妊娠中は栄養をためるために太りやすかったり、子宮が大きくなることで便秘になりやすい体質となります。
甘さ控えめだったり、食物繊維が摂れるなどの身体に優しいお菓子はとてもありがたかったです。
身体のことを考えてくれる気持ちも嬉しい♪
個包装だと少しずつ食べれて重宝するよ!
2.ノンカフェインの紅茶
毎回違う味を楽しめたので、良い気分転換になりました。
妊娠中は強い香りがダメになってしまうこともあるので、ダージリンなどの王道か、優しい香りのものが無難です。
ただ茶葉は日持ちするので、妊娠中に飲めなくても産後に持ち越せる点もメリットです。
もちろん、ノンカフェインが鉄則です。
余った分は、産後の大変な時期に飲んでリラックスできたよ。
3.おすすめの本や漫画
横になっても読める本や漫画は重宝します。
まとまった時間があったので今まで読んだことがなかったジャンルや、ずっと読みたかった長編作品に挑戦することができました。
紙の本はスマホよりも目が疲れにくいのも好感でした。
面会時に注意したほうがいいこと
妊娠中は赤ちゃんを守るために、母親は神経質になりがちです。
さらに切迫流産・切迫早産ともなると多くの心配や不安を抱えるように・・・。
できるだけ気を付けたいのは以下の2点です。
1.マイナスな話はしないようにする。
赤ちゃんの心配があるのに、自身の自由が利かない状況で気分は落ち込みがちです。
マイナスな話題提供は気分を落ち込ませやすいので、できるだけ明るく楽しい話題を。
2.急がせる・焦らせることは言わない
入院中は心身にストレスをかけず「安静にする」ことが仕事なので、仕事のこと・赤ちゃんのこと・上の子のことなどほとんどのことに制限がかかっています。
やりたくてもできないことが多いので、アドバイスのつもりでも仕事や育児についてプレッシャーをかけるのは控えたほうがいいです。
ただ、気を使いすぎても逆に本人への負担となってしまいます。
心配する気持ちさえあれば、多少の失言があったとしても気持ちはちゃんと伝わります。
言われて嬉しかった言葉
何気ない普段の会話をしてくれる
赤ちゃんのことは心配してもどうにもならいため、私自身や友人・家族にフォーカスを当てて会話をしてくれたのが楽でした。
入院中は個室なら医療関係者以外との会話はほぼありません。大部屋だとしても慣れるまでは時間がかかるし相性や病状があります。
友人・家族と肩の力をぬいて何気ない会話ができるだけでも非常に助かりました。
まとめ「お見舞い品は、暇つぶしかつ産後にも活かせるもの」だと嬉しい
切迫流産・切迫早産の妊婦は不安や不自由の中で懸命に1日1日を過ごしています。
「大変な時に、自分のことを考えてプレゼントを贈ってくれた人」は忘れない記憶となって残ります。
たとえプレゼントを渡さなかったとしても、感染症対策でお見舞いの制限もあるなか、親しい人との会話は妊婦にとって心強い支えとなります。
ママの不安な気分を紛らわしたり、逆に充実した時間にできればお腹の赤ちゃんにとっても良い影響が期待できます。
同時に、妊婦の周囲にいる人が無理のない範囲のサポートをすることが本当に重要になります。